従来は歯や口(口腔)は、摂食(たべる)や発音に関わるだけの器官として考えられていました。しかし、先人たちの研究により身体の様々な機能や病気と関連していることがわかってきました。
私はこの関連性に興味を持ち、約10年前より同志と共に研究会や学会で勉強してきました。そして、口腔治療を通じて患者さんが少しでも健康を取り戻せるよう、様々な全身疾患に対し歯科的アプローチをしています。
また、このような技術的なことだけでなく、患者さんとのコミュニケーションも健康になるための大事な要素と考えています。患者さんと出来るだけ会話をし、お互いの気持ちや意見を交換し合い、その患者さんに適した診療スタイルと良質な治療を提供できるよう努力しています。
打ち解けた患者さんとプライベートな話で盛り上がったり、遠い地域から1時間も2時間もかけて来院される患者さんが増えてきたことなど、私自身も逆に患者さんからパワーをいただき診療に励んでおります。
歯科治療はただ歯(虫歯)を削って詰めるだけの仕事ではありません。
患者さんが健康に過ごせるようお手伝いすることこそ仕事だと考えています。